一般歯科
虫歯治療
虫歯の治療には大きく分けて’つめる’治療と’かぶせる’治療があります。
小さい場合は’つめる’処置を行い、歯の中にある神経に達するような大きい虫歯の場合には ‘かぶせる’処置になるのが一般的と考えてもらってよいでしょう。但し、患者さんの病状や 歯科医療機関により治療方法は異なる場合があります。
虫歯のはじまりは歯の表面にツヤがなく、白くなったり、ときに薄い茶褐色になります。 色が変わっただけの歯は、フッ素を塗布することによって削らずに治すことができます。
入れ歯・ブリッジ
失った歯を補う入れ歯・ブリッジについて、抜いた歯をそのまま放置しておくとそこは噛めないので、隣の歯は、その空隙に倒れこみ、また相手の歯は、とび出てきたり、新たな 不正咬合(歯列不正)発生の原因になります。また、アゴの関節が痛くなったりします。先天的に歯がない場合も注意が必要です。正しい噛み合わせを維持するために、隣接する歯の正し い接触や、上下の歯の正しい噛み合わせが必要です。
悪くなってからだと、被せ物(ブリッジ)や、入れ歯の製作やインプラントにするのも難しくしてし まいますので、早めに治療しましょう。
※右の写真は当院で上下総入れ歯治療を行った患者様がリンゴの丸かじりができた際の写真です。
失った歯の治療には
・ブリッジ
抜いた歯の両隣の歯を橋脚として橋渡しをするようにつながった 金属の冠をかぶせる方法です。
・部分入れ歯
残っている歯だけでは「噛む力」を支えきれない、隣の歯を削ってまでブリッジをかぶせたくない などの場合には、取り外し式の「部分入れ歯(部分床義歯)」を入れます。
・総入れ歯
歯が一本もなくなってしまったら、掴まる歯がないので「吸盤」の原理で歯茎に乗っかっている しかありません。→総入れ歯(全部床義歯)。
・その他の方法
上記3つ以外の方法として人工歯根 という柱を骨に埋め込んで、その上にセラミック製の歯をかぶせる インプラントという方法もあります。
親知らず
人間の歯はふつう15歳くらいまでに上下28本の歯が生え揃います。その後、20歳頃に永久歯の中で一番最後に親知らずが生えてきます。
人によっては生えるスペースがなくて顎の骨の中に埋まったままになってしまう事もあり、 きちんと生えてこなかったり、生えてくる時に痛みがあったり、ちょっと厄介 な歯でもあります。現代人は第3大臼歯が生えるだけのスペースがなく、横向きに埋まったまま生えてこないことがよくあります。ですので、若いうちにきちんと手入れを行うことが大切です。何度も腫れたり、横向きに手前の歯にぶつかっていて悪影響を与えそうなときは、抜くのが一番 良いでしょう。ただし、親知らずなら全て抜いた方がよいかというと、そうと決まったわけでもありません。まっすぐに生えて噛むのに役立っている場合もあるし、だめになって抜いてしまった他の歯の所に 移植して利用することができる可能性もありますので、ご相談ください。